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銚子商業高校2年生で自転車競技部の辻洸之介選手(銚子中出身)は10月30日に三重県四日市市水沢・桜地区特設ロードコース(1周9.0km×6周-0.2km=53.8km)で開催された『第18回全国ジュニア自転車競技大会男子U17』に出場し、1時間20分56秒605を記録し、みごと2位に輝いた。優勝した岩城諒太郎選手と0.342秒の差であった。6月26日に京都府南丹市美山町で行われた「2022ジュニア全日本自転車競技選手権大会男子U17」の優勝に続く、快挙に輝いた。辻洸之介選手は、ジュニア全日本選手権大会、全国ジュニア自転車大会、インターハイ、国体の4大大会のうち、2大会で表彰台に上った。残す全国大会は、3月に北九州で行われる全国選抜のみとなった。辻選手は、全日本選手権と今回全国ジュニア自転車競技大会の準優勝で、男子アンダー17の部門で国内ランキング1位となった。三重県四日市市で、3年振りに行われた全国ジュニア自転車競技大会は、気温平均気温15.1℃、最高気温24.5℃、快晴の天気の中で開催された。日本全国より予選大会を勝ち抜いた精鋭達が、日本一を目指して参加。12:45に男子U17のレースがスタートした。今回の大会は男子ジュニア、男子U17、女子ジュニア+U17等の14のカテゴリーに分けられ、競技が実施された。序盤から集団でレースがスタートし、辻選手は6位から10位くらいの位置で、レースを展開。集団を編成するのは、全国大会でいつも競っている選手ばかりであり、互いにかけひきをしながらのレースとなった。今回のコースは、道幅が狭く、131人の選手が参加しているため、レース自体は難しかったが、コース取りや、かけひきで思い通りのレース展開ができたことが、最後の勝利につながった。辻選手は最初から何度か、アタックをかけて先頭を狙うが、力のある選手がそろった今大会では、なかなか集団から抜けきることができず、チャンスをみながらのレースが最後まで続くことになった。今回は、国体やインターハイや全日本選手権大会の強豪選手を抑えながらのレースとなった。しかし、最後は神奈川の岩城選手に0.342の差で競り負け優勝を逃してしまった。 辻選手は、この試合で2位となり、アンダー17の国内選手の中で、ランキング1位となった。6月の全日本選手権で優勝した辻選手にとって、準優勝は満足できるものではなかったが、久しぶりの上位入賞に、辻選手の関係者は喜びを抑えきれなかった。今回の結果を自信に代えて、今年度最後の全国選抜では優勝を狙ってもらいたい。【第18回全国ジュニア自転車競技大会U17の試合経過】
いちご一会とちぎ国体(第77回国民体育大会)自転車競技 トラック競技 日時:令和 4年 10月 5日(水)~ 8日(土) 場所:宇都宮競輪場(周長500m) 栃木県宇都宮市 ロード競技 |
宇都宮競輪場にて スプリント予選 辻 洸之介 選手 | 千葉県代表で出場 スプリント予選 辻 洸之介選手 |
5周目の豊岡公民館前(フィニッシュ地点手前11㎞)での順位は10位。第2集団の先頭を走り、約60㎞のスピードで下り坂を下っているところを辻選手の後方を並走する自転車に追突され、タイヤが破裂、倒れた勢いでバイクが変形。辻選手も足に怪我をするが、ここまで応援してくれた方々やお世話になった千葉県選手団の方々のためにも棄権することはできなかった。後続するニュートラルカーに修理(3分程度)をしてもらい、スペア・タイヤを取り付けてもらい、気力での完走となった。ちなみに巻き込まれた他の選手は全員棄権している。
那須町特設ロードレース【コース図】
【レース展開】
①スタート・フィニッシュ地点の那須町スポーツセンター前にある地元小学生が作った千葉県ののぼり。 | ②スタート前の出発にあたってのセレモニー。地元中学生のダンスとゆるキャラのとちまる君。 |
③スタートを待つ選手たち | ④とちまる君の応援をもらっていよいよ出発。 |
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⑤とちまる君と地元中学生のダンスで、出発前のセレモニーが終了。 | ⑥地元選手とシード選手の紹介 |
⑦気温が13度と低いが、選手にとって最高のコンディション。 | ⑧いよいよ、スタート。緊張の一瞬。 |
⑨中央の黄色い帽子とユニフォームの辻選手。 | ⑩中央の黄色い帽子とユニフォームの辻選手。本部席前を通過。 |
⑪号砲が鳴り、いよいよスタート。トラブルもなく全員スタート。 | ⑫多くの方々が本部席前に用意されているビューアーカーの映像を観ての応援 |
⑬スタート直後の映像、6人の選手が飛び出し、先頭集団がついていく。辻選手は先頭集団の中。(ビューアーカーの映像) | ⑭10㎞地点を6人の選手が飛び出る。45秒差で第2集団が追う展開、辻選手は第2集団中央。(ビューアーカーの映像) |
⑮13㎞地点の下り坂を、かけひきをしながら走行する6人の選手。(ビューアーカーの映像) | ⑯15㎞地点で辻選手を含む3人の選手が、6人の先頭集団を一気に追い抜き、先頭を走る。後方の第2集団を45秒ほど離しての力走。(ビューアーカーの映像) |
⑰15㎞地点で先頭集団の3人がかけひきをしながらトップを狙う。1位を走る辻選手。(ビューアーカーの映像) | ⑱1周目終了のスタート・フィニッシュの本部席まであと1㎞地点。力走する辻選手。(ビューアーカーの映像) |
⑲1周目終了まであと1㎞。(ビューアーカーの映像 | ⑳本部席前を先頭集団で通過する辻選手。 |
㉑本部席前でも入れ替わりながらの走行。 | ㉒調子は良く、最高のコンディションで試合に臨んでいる辻選手。本部前を1位で通過。 |
㉓本部席前でも入れ替わりながらの走行。 | ㉔2周目に入り3㎞ほど走り、赤沼せせらぎ公園前を通過。(ビューアーカーの映像) |
㉕2周目14㎞地点を辻選手、先頭で通過。第2集団との差1分15秒。(ビューアーカーの映像) | ㉖2周目那須町立図書館前を走る辻選手。 |
㉗2周目16㎞地点の那須町立図書館前を走る先頭集団。中央に辻選手(。 | ㉘2周目スタート・フィニッシュ地点の本部席まで後1㎞のところで第2集団に吸収される先頭集団。 |
㉙2周終了まで残り250m地点で集団がばらつき始める。辻選手は6位で本部席前を通過。 | ㉚スポーツセンター前のビューアーカーの前は多くの観戦客で賑わっている。 |
㉛3周目本部席前を先頭集団が通過。辻選手は6位で通過する。(ビューアーカーの映像) | ㉛3周目赤沼せせらぎ公園前付近を先頭集団が通過。辻選手は6位で通過する。(ビューアーカーの映像) |
㉝4周目、本部席があるスタート・フィニッシュ地点を9人の選手が通過。混戦状態。(ビューアーカーの映像) | ㉞4周目残り11km地点(豊岡公民館手前辺り)で第2集団に加わり、先頭の集団を追う辻選手。この後の下り坂で後方の車両に衝突され辻選手の自転車がめちゃくちゃになる。ニュートラルカーに傷の手当と修理をしてもらいこの後スペアタイヤによりレースに参加。入賞のチャンスがあっただけに悔やまれる結果となってしまった。(ビューアーカーの映像) |
㉟フィニッシュ地点まで残り6㎞。長嶋選手と自檀地選手の熾烈な先頭争い。完全に2人の争い。 | ㊱ゴール手前熾烈な優勝争い。 |
㊲優勝の瞬間の京都府長嶋選手。 | ㊲衝突の後が残る車体とニュートラルカーによって、交換してもたったスペアタイヤでの走行となったが、最後まで頑張って走り切った辻選手。この経験は次からの試合で、きっと活かすことができるはずです。応援してくれた皆さんが、これからの辻選手に期待しています。 |
㊴トラブルに巻き込まれた選手たちは棄権したが、辻選手は棄権しませんでした。この悔しさを胸に、来年こそは千葉県代表として表彰台に上がることを期待しています。 | ㊵とちぎ国体自転車競技ロードレースの8位まで入賞した選手たち。 |
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