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千葉県立長生高等学校

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TEL
(代 表)0475-22-3378
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放送大学オンライン先取り学習(New)

 
 令和4年7月、放送大学と本校との協働により、「放送大学オンライン先取り学習」がスタートしました。
 この講座は、本校の新たな人材育成プログラムの一環として、高い学力や旺盛な知的好奇心を持った生徒に対し、大学レベルの学びを先取りして提供することによって、個別最適化による知的世界の拡大と専門的知見の深化をねらいとしたものです。
 具体的には、放送大学オープンコースウェア(OCW)(注1)で公開されている放送番組をパソコンやスマートフォンを使い、主に夏休みや放課後を利用して受講します。本講座で使用した印刷教材(テキスト)は、放送大学から無償で提供されました。
 令和4年度(初年度)は、1年生から3年生まで、39名の希望生徒がこの講座で学びました。令和5年度(2年目)は21名の生徒が学んでいます。

 一方、放送大学は、教学Vision2027(注2)に基づき、高大接続の観点から、高校教育との連携を視野に入れた教育活動を展開することを目的に、受講した高校生や学校現場の生の声をアンケートやインタビューをとおして収集・分析します。これによって、高校生の学びの世界を拡げるためのカリキュラム開発や、映像教材・印刷教材の改善に生かすことをねらいとしています。
 コロナ禍の中にあっても、長生高校は生徒の学びを発展・拡充させる取組に挑戦しています。
 
 注1:放送大学の授業番組をインターネット上で公開したもの
 注2:放送大学の教育をよりいっそう効果的で学習者ひとりひとりに最適なものにするのための改革プラン
    リンク  放送大学 教学Vision2027


〇 令和4年度の実施報告と分析は  こちら(クリックでファイルが開きます)
 
[新着情報]
  令和5年度より、本校生徒が放送大学の科目履修生として学籍を得、大学の単位認定を目指す試行が始まりました。現在、7名の生徒が登録し、2学期(10月から)の授業開始を心待ちにしているところです。1月に単位認定試験が実施される予定です。詳細は後日報告します。
 
 

「放送大学オンライン先取り学習」受講の目的

生徒の視点に立った受講の目的は大きく分けて2つあります。

(1)知的好奇心や知的欲求に基づく受講
 例えば、「自然と人との関わりに関心がある」「数学についてもっと深く学びたい」といった、生徒の知的好奇心や知的欲求に基づく受講です。放送大学の講座は、個人個人が自分のペースで学ぶことが基本です。高校の授業だけではカバーしきれない高度な内容や多種多様な学習を、生徒のニーズに合わせて提供することができます。

(2)進学や進路希望に基づく受講
 例えば、教員志望で教育学部への進学を考えている生徒が、教育の目的や社会的意義、学校現場の課題などを先取りして学び、自らの資質を向上させるための受講です。医療系や看護系、福祉、環境等の分野に進みたいと考えている生徒についても同様です。
 大学受験における総合型選抜の面接試験や小論文試験の対策としても有用だと考えられます。
 
 

期待される教育的効果

「放送大学オンライン先取り学習」で期待される教育的効果は大きく3つあると考えられます。

(1)普段の授業では扱いにくい高度な内容が学習できる
   (トップ人材の育成につながる)

(2)生徒個々の知的好奇心や進路希望に応じた多種多様な学習ができる
   (個別最適化学習の実現につながる)

(3)地方の高校であっても、地理的、地勢的ハンディキャップがほぼない
   (オンライン学習であることのメリット)
【課題研究との関係】
 「放送大学オンライン先取り学習」は、SS探究(本校における総合的な探究の時間の呼称)や理数探究で行われる「課題研究」と親和性が高いと考えられます。
 課題研究では、高校での学びの集大成として、高校での学びの集大成として、機器の操作やサンプリング、データの統計的扱い、仮説-検証の組み立てなど、科学的探究に必要な様々なスキルの習得とともに、生徒の主体性や創造性など、コンピテンシーベースの資質・能力の育成を目指しています。これらは生徒全員に共通する目標です。
 一方、課題研究で扱うテーマ(研究内容)は、それぞれの生徒ごとに異なります。例えば、ある生徒は界面活性とイオンとの関係をテーマに、ある生徒は、雑草の生存戦略をテーマに研究を進めます。研究を効果的に進めるためには、それぞれのテーマに沿った学問的理解を深化させる必要があります。しかし、通常の教科・科目の学習だけで十分に満たすことはできません。生徒個々の自学による学習が不可欠です。このような場面で、「放送大学オンライン先取り学習」による個別最適化学習が、大きな役割を担うと考えられます。
 例えば、探究に必要な様々なスキルを x軸に、コンピテンシーベースの資質・能力を y軸に、生徒それぞれの研究テーマに沿った個別最適化による学問的深化を z軸にとると、課題研究によって育成される総合的学力は、3次元のマトリクスとして表すことができると考えられます(下図)。課題研究は、これら3つの要素が有機的に絡み合い、生徒の総合的学力を伸長させるのだと考えられます。
 「放送大学オンライン先取り学習」は、個別最適化による新たな学びの場を生徒たちに提供してくれます。

 

(課題研究における総合的学力伸長のイメージ)

 

生徒が受講している主な講座

生徒が受講している主な講座(抜粋・順不同)  
  • 物理の世界('17)
  • 初歩からの化学('18)
  • 生命分子と細胞の科学('19)
  • 太陽と太陽系の科学('18)
  • 音を追究する('16)
  • 計算論('16)
  • 情報学の技術('18)
  • 解析入門('18)
  • 統計学('19)
  • 環境の可視化('15)
  • 現代教育入門('21)
  • 現代社会の児童生徒指導('17)
  • 看護管理と医療安全('18)
  • 災害看護学・国際看護学('20)
  • ビートルズ de 英文法('21)