日誌

2022年9月の記事一覧

1年次生 「科学と人間生活」 実験の様子

1年次生の理科で「科学と人間生活」という科目があり、その授業の様子を紹介いたいます。

本授業では、今回、石油から作られる合成繊維(縮合重合によってできる合成繊維)ということで「ナイロン6,6」を作ってみました。

はじめに、炭酸ナトリウムを水に溶かします。

次にヘキサメチレンジアミンを炭酸ナトリウム水溶液で溶かしビーカーに入れます。


次にアジピン酸ジクロリドにヘキサンを加え混ぜて溶かし、これをビーカーにゆっくりと少しずつ加えていくと2つの層ができ、その層の間にナイロンが作られます。

このできたナイロンをピンセットでゆっくりつまみ上げ試験管に巻き付けたら、その後はひたすら巻き続けます。こうしてナイロンが出来上がりました。

紡いでないので強度はほとんど無いですが、こうしてできることが分かりました。化学って面白いですね。

園芸系列 ハボタンのスペーシング

園芸系列・草花専攻の授業を紹介いたします。

今回は、ハボタンのスペーシングを行いました。

ハボタン(葉牡丹)は、夏にタネをまいて育て、寒くなるにつれて色づく葉を冬から春にかけて観賞する植物です。キャベツの仲間である非結球性ケールから改良されたと考えられています。日本には江戸時代に食用として渡来しましたが、その後は観賞用として改良されてきました。

だいぶ成長してきたハボタンは、スペーシングを行っていきます。このスペーシングをなぜ行うかというと、植物と植物の間隔を空けることで、しっかりとまんべんなく光が行き渡り植物の生長にムラがでなくなるからです。

また、植物同士が重なってしまうと枝が徒長してしまったり、病気が発生しやすくもなります。

手のかかる作業ですが、間隔を広げ更なる成長を促すことになります。皆で協力して頑張りました。

海洋科学系列 小学生との交流

先日行われた小学生との交流事業ですが、16日(金)にも別の小学校と交流事業を行いました。

小学生に楽しんで学んでもらえるように高校生たちは、最大限のおもてなしをしてイサキの放流をしました。


放流地点まで、新型の船で移動しますが、大海原をかき分け進むその瞬間は、とても気持ちが良く、小学生も大満足でした。


3班に分かれて行ったのですが、第1便の小学生たちが放流を行っている間、第2便の3班の小学生は、港で別の船に乗って待機していました。すると船首部分に移動してタイタニックのポーズをしようと仲間たちで盛り上がっていました。今の小学生はあの名作「タイタニック」を観たことがあるのでしょうか?

その班の小学生たちは、乗船時はこのようにみんな船首に集まり気持ちよさそうで笑顔が満開です。船は偉大です。

ボート部 新人体育大会結果報告

ボート部の活動を紹介します。

本日、台風接近に伴い雨や風によるコンディション不良も懸念されましたが、千葉県高等学校新人大会ボート競技が香取市小見川の黒部川で開催されました。

本校からは1年次生1名がシングルスカル(1名乗り)という種目に参加しました。

ボート競技は、県内どの学校でもできる競技ではないため、練習できる環境と設備を有する学校の生徒たちが行う競技となっています。競技人口は少ないかもしれませんが、活動は他の部活動と同様に平日・休日をほぼ同等の時間を費やし練習に励んでいます。

この競技は、高校から競技を始める生徒も多くいます。本校生徒も高校入学からのこの競技を始めました。最初は、ボートを安定させることだけで精一杯でしたが、近頃は、しっかりとオールを漕ぐこともできるようになり、だいぶ上達することができました。

転覆することも無く、日頃の練習の成果を本日は存分に発揮できたと思います。

結果は及びませんでしたが、常に向上心を持ってこれからも練習に励んでいきたいと考えています。

応援をよろしくお願いします。

水泳部 とちぎ国体 結果速報

本校水泳部の養日聖選手が本日から行わている、「第77回国民体育大会 いちご一会とちぎ国体」の競泳競技に千葉県代表選手として出場しました。

大会公式HP https://www.tochigikokutai2022.jp/kokutai/
競技記録速報 https://kirokukensaku.net/5NS22/discipline_020_20220917.html

本日は大会1日目となり、各都道府県を代表するトップスイマーたちが、少年・少女・成年男子・成年女子のカテゴリーに分かれ競技が行われ、得点の獲得に向け熱い戦いが繰り広げられています。

養日選手は、少年Aの男子200m背泳ぎに出場しました。

結果は、決勝6位に入賞して得点を獲得し、千葉県の勝利に向け貢献することができました。

海洋科学系列 台風対策

海洋科学系列では、台風14号・15号の進路を考え、
小型実習船の上架作業を行いました。

日頃の授業に欠かせない実習船に被害が及ばないよう、
最大限の警戒をはらいます。

また、作業を通して生徒たちは協調性や作業力、
台風への警戒の必要性、ロープワークの実際の活用等を学びます。

▲船台おろし

▲船を固定

▲スロープにて引き揚げます。タイヤの位置を調整中の生徒


▲最後は人力で移動

▲この位置で固定します

▲強風にあおられないようにラッシングベルトで固定

生活福祉系列 フードデザイン

2年次生のフードデザインの授業の様子を紹介します。

コロナの影響により、9月上旬は調理実習を控えていましたが、ようやく実習を始めました。

今回は、時短料理として最近話題となっている電子レンジを利用した「キーマカレー」料理にチャレンジしてみました。具材を切ってただレンジにかければ良いのでは無く調理には順番があり、今回の実習では3行程に分けて行いました。順番を間違えると全然違う味になってしまいます。


具材は、包丁の扱いに慣れない生徒も丁寧に時間をかけて、細かく切っていきました。今回はフルーツヨーグルトも添えてみました。

美味しい「キーマカレー」ができあがりました。生徒が家でも家事の手伝いを積極的に行って、もっともっと料理の腕をあげて欲しいと願っています。

生活福祉系列 被服基礎 

生活福祉系列の授業を紹介します。

3年次生は、和服の「甚平」の製作に取り組んでいます。この授業では、介護上の褥瘡(とこずれ)予防の観点から、背縫い・脇縫いについて理解を深めながら、被服に関する基礎を学んでいきます。

現在、襟の部分の製作に取り組んでいて、ここは難易度が高くなり慎重に進めなければなりません。

はじめに先生が見本を見せてくれます。生徒たちは先生から注意点などを教わり、襟部分の縫製にチャレンジします。

心配な生徒は、再度、先生の見本を見て観察していました。

ミシンの扱いも慣れてきましたが、これからも慎重に取り組んでいきたいと思います。

海洋科学系列 小学生水産教室 栽培漁業実習場の見学

海洋科学系列では、地域の小学生を対象とした水産教室を実施しています。
(夷隅長生地域水産振興連絡協議会主催・大原高校共催)
 
約3年ぶりの開催になりました。栽培漁業実習場の見学では、
本校が飼育している生き物について高校生が解説しました。
高校生は、様々な工夫をして小学生に解説していました。

地域の海の生物について、興味を持ってもらえました。

▲対面式 本日はよろしくお願いします。


▲ハリセンボンの解説 質問に対してもしっかりと対応できていました。


▲アワビの解説 本校で種苗生産のため飼育しています。


▲イシガキダイの解説 生息地や特徴を解説していました。


▲金魚の解説 本校の金魚は3種類います。それぞれの特徴を解説します。


▲イサキの解説 本校で親魚の飼育種苗生産しています。
イサキの子供「うりぼう」の特徴について解説していました。


▲イナダの解説 イナダの成長(出世魚)について解説していました。


▲ヒラメの解説 本校で養殖しています。ヒラメとカレイの解説をしていました。


▲親池水槽の見学


▲アワビの中間育成施設の見学。