学校長より

校長から

 本日は、一宮商業高等学校のホームページにお越しいただき、ありがとうございます。

さて、本校は、大正14年に地元の方々の強い要望により設立され、昭和28年に県立高校となり、令和7年に創立100周年を迎える伝統ある単独商業高校です。

情報処理科は、全国に先駆けて、昭和46年に設置し、プログラミング教育に力を注いでおります。特に、電算部は、全国商業高等学校協会主催のプログラミング・コンテストにおいて、最優秀賞を最多受賞、そして、第1回大会から44年連続入賞を継続している日本一のプログラミング・教育伝統校であると自負しております。

 他の部活動も、盛んで、それぞれの目標を目指して、熱心に活動しており、充実した高校生活を送っています。

 

中学校では、どこもほとんど同じような授業をしていると思いますが、高校では、学校によって、勉強する科目や難易度、授業時間数、進度が違います。

高校卒業後に自分が目指す進路に適した高校を選ばないと自分が希望する進路に進むことが厳しくなってしまいますので、入学する高校の選択は、重要です。

本校は、商業高校ですので、共通科目の授業時間を減らして、商業の勉強をしていますが、大学進学もできます。それは、商業の勉強をとおして、検定試験に合格することで、商業系の大学への推薦入試が受験できるからです。本校では、検定試験合格を武器にして、多くの生徒が大学に進学しています。

また、本校では、社会人として活躍できる人材の育成にも力を入れており、就職にも強いです。就職内定率はほぼ100%です。

近隣の会社から、本校の卒業生は、即戦力として期待している。是非採用したい。という評価をいただいております。

それは、高校の時から、簿記・ワープロ・表計算ソフト・プログラミングなどの社会人として必要な知識や技能・マナーを学習しているからです。

朝は、生徒昇降口で登校マナー指導を実施しています。これは、登校したときに挨拶を交わすことや身だしなみを整えることを習慣として身につけさせ、社会人として、挨拶を交わすことや身だしなみを整える振る舞いを自然にできるようにするとともに、規範意識を高めさせています。教室に入室してからは、朝読書の時間を10分間設定しています。落ち着いた環境で1日が始まり、遅刻者はほぼいません。

このように、本校は卒業後の進路について、大学進学でも就職でも対応ができる二刀流の高校といえます。

また、本校は、地域との連携や観光に力を入れており、「観光ビジネス」「地域観光」という選択科目があります。先日、県教育委員会から、令和6年から本校に観光に関するコースを設置することが決定しましたという連絡を受けました。

地域観光に関する授業では、先日、「一商生を楽しませるバスツアー」を生徒が企画・運営し、実際にバスを借りて、ツアーの募集をし、観光地をバスで巡るという授業を実施し、大好評でした。このように、主体的・実践的・体験的な実習を行い、将来、観光での地域活性化を目指した授業を行っています。令和6年度設置の観光に関するコースで、より発展した内容の授業ができるように現在準備を進めています。

以上のように、商業に関する学びを活かして、大学進学にも就職にも対応でき、実学を学べる本校も皆さんの進学先の候補としていただけたら幸いです。

 

【学科選択について】

本校の学科は、商業科と情報処理科がありますが、くくり募集を行っていますので、入学者選抜試験の直前でも学科を決めなくていいシステムになっています。

 入学者選抜試験では、「商業科・情報処理科」として志願して、入学後、商業と情報処理に関する学習をしてから、2年に進級する際に学科を選択し、それぞれの科の勉強をすることになります。

 

これからも一宮商業高校は、地域と共に歩む学校として、発展して参ります。

最後まで、ご覧いただき、ありがとうございました。

皆さんの受験をお待ちしております。