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無弦館が千葉県登録文化財に登録決定

令和6年2月7日(水)

 

 本日、千葉県教育委員会会議が開かれ、本校の無弦館が千葉県登録文化財に登録されることが決まりました。

 この無弦館は元々、昭和6(1931)年に建てられた県立安房中学校(現安房高等学校)木造校舎の玄関、管理棟でした。この校舎は、大正12(1923)年の関東大震災で当時の校舎が倒壊したことにより建設されたもので、災害の経験を活かし、木造校舎でありながら高い耐震性を持つよう設計されています。また、玄関を突出させたり、校長室や応接室の中心飾りなどに当時流行したアールデコの意匠を採用したりするなど、洋風モダンデザインを取り入れた建物となっています。昭和56(1981)年、現在の新校舎建設に伴い玄関部分を移築し、平成13(2001)年から『無弦館』として記念資料館となっています。

 90年以上の歴史を刻んだ旧管理棟(現『無弦館』)は、安房地域における昭和初期の学校建築の様相を知るうえで重要な建造物です。

  

【安房高校旧校舎:校舎中央の一部が現在の無弦館】