千葉県立姉崎高等学校

 

平成30年度の取り組み

平成30年度「一校1キラッ!」→(1)H30 1キラ.pdf

 

アクセス


●所在地
住所:千葉県市原市姉崎2632
TEL:0436-62-0601 
FAX:0436-61-7679
●アクセス 
鉄道:JR内房線姉ヶ崎駅バス10分
バス:小湊バス『帝京大医療センター前』行 『姉崎高校前』下車徒歩1分
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校長室だより

NEWS
123
2019/03/13

校長室だより

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〇3月13日(水)
 卒業証書授与式及び同予行日に際して、卒業生、生徒、保護者に配付された、「PTAだより」、生徒会誌「銀杏」に寄せた挨拶、巻頭言を以下に掲載しました。

「PTAだより」第106号 校長挨拶「高校卒業のめでたさに思う」
                               校長 小野 央

 先日、イラストレーターの益田エリ氏のエッセイを新聞紙上で読みました。氏の父上が氏に書き残した手記の一節が紹介されていました。以下引用。「手記はこんなふうにはじまっていた。『人生色々な場面で万歳との出会いが有るが、その多くはその場限りの万歳である。嬉しさの余り、感極まって万歳と叫ぶなどそう多い事ではない。この少ない幸運に私はこれまで二度、巡り合うことができた。』この『二度』が、わたしと妹が生まれた日なのである。」

 私自身は、「三度」の幸運に巡り合いましたが、時間が経つにつれてその「幸運」を恨めしく思ったり、腹立たしく思ったりしたものです。もっと褒めておけばよかった。

 さて、お子様は姉崎高校を卒業し、文字どおり巣立っていきます。万歳をして喜んだ親のことなど気にすることも、頼ることもだんだんなくなっていくことでしょう。それでいいのです。そうでなくては安心できません。お子様の頼もしい活躍を祈念して、御卒業をお祝いいたします。

生徒会誌「銀杏」巻頭言 「当事者意識をもって姉校を考えよう」

校長 小野 央

 人は組織や社会の一員でありながら、ボランティアでその一翼を担おうという姿勢は消極的なものです。政治家にみられるように、感心するくらいのエネルギーと義務感や奉仕の精神をもって、自治体や国の舵取りに当たる人たちがいる一方で、身近な生活を陰で支える行為は面倒なのです。私もその例外ではありません。地元の行政協力員やPTAのような保護者会組織の役員などは、できれば避けて通りたいものです。しかし、誰かが運営に携わらなければ、組織や社会はうまく回っていきません。誰かがやらなければならないのなら、気は進まないけれどもやる価値はあるのではないでしょうか。やらなかった場合と比べれば、見える景色は違ってくるはずです。人間的にも成長することでしょう。

 例えば、PTAの役員は、自分の子どもがその学齢にある時しかできないことです。それだけでもやる価値はあります。私は小学校のPTA副会長と会長を務めましたが、時間的な拘束や連絡調整の難しさ、人間関係の煩雑さ等々に辟易することはありましたが、やらなければ得られなかったかけがえのないものがありました。今地元の区長や神社総代をやっていますが、その立場にならなければ知り合うことのなかったいい人、立派な人、すごい人に出会うことができました。大学の父母後援会の理事もしていますが、理事をやらなければ見ることのできない大学の様子、教授の皆さんとの交流など、いい経験をしています。

 さて、生徒会も同様の経験ができる組織です。一会員でいれば、面倒なことに関わらなくて済むかもしれませんが、学校や生徒の在り方、先生方の考えや指導、学習や学校行事の意義等々について、深く考える機会を逃すかもしれません。また、不平不満のレベルで言いたいことを吐き出しやすくなり、物事が建設的な方向に進みません。これが、役員として組織運営していこうという立場になると、不満を訴えるだけではだめだということに気づくようになります。

 会長をはじめとする生徒会役員の皆さんは、日々様々な問題に直面していきますが、問題の本質を見極める力、交渉して解決する力、冷静に対応する力等々、コミュニケーション能力を養い高める場面が目白押しです。気が休まらなかったり、いわれのない批判を受けたりすることもある難しい立場ですが、傍観できない立場にいるからこそ、能力を高め成長ができるのです。姉崎高校をよろしくお願いします。役員以外の生徒の皆さんは、当事者意識をもって学校を、学習活動を考えてみましょう。もし、自分が生徒会長だったら、校長だったら・・・。ちょっと違った景色が見えるかもしれません。


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2019/03/13

校長室だより

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〇3月13日(水)
 3月7日(金)は、本校第39回卒業証書授与式でした。当日の校長式辞の抜粋原稿を王書以下に掲載しました。
卒業証書授与式校長式辞(抜粋)
姉崎高等学校長 小野 央

〔略〕

姉崎高校は、皆さんがこれから生きていく上で必要なことは、すべて提供しました。その全部を身に着けさせたかというと、残念ながら不十分なところもありますが、道を切り開き、足りないところを補っていく力はしっかりつけています。焦らずたゆまず、未熟な部分は、これから、職場や大学などで研鑽し補ってください。

 未熟な者は何もできないのでしょうか。いえ、そんなことはありません。

作家の北村薫氏の作品の中に、「未熟な内でないと出来ないこともあると思っています」という言葉があります。北村氏は、公立高校の国語科教員から作家になった人ですが、卒業生の様子や、自身が新米教員だった頃のことを思い出して作品に反映されたのかもしれません。この言葉は、円熟や完成の域にはないかもしれないけれども、経験も浅く、未熟であるからこそできることがあるということを言っているのだと思います。経験を積むと責任も生じ、失敗を恐れるようになります。無難にまとめようと苦心することになり、挑戦したり新しいことに取組んだりする意志が弱くなりがちです。皆さんにはこれから思い切って挑戦し、力をつけていってほしいのです。若くして挑戦した上での失敗はむしろ財産となります。

 では、挑戦していくエネルギーはどうやって蓄積したらよいのでしょうか。

 私は始業式などの式辞の中で、こつこつ、真面目に、継続して努力し、物事に取り組むことの意義を、繰り返し述べてきたつもりです。それが一番強い生き方だとも言いました。昔話の「うさぎとかめ」の亀の生き方です。器用に立ち回るよりも、最後に成果を上げるのは、あるいは、生き残るのは「亀」の生き方です。一気にたくさんのことをやろうと欲張るよりも、少しずつ、とにかくなまけずに続けると、気が付いた時には大きな業績となって返ってきます。

私は、次の言葉を読んだとき、やっぱりそうだ。「亀」の生き方は強いと確信しました。

それはこんな言葉です。

 「ゆっくりでも、止まらなければ結構進む」

どうということもない言葉ですが、「はやぶさ2」計画のプロジェクト・マネージャーを務めた国中 均教授の言葉だということを知ると、その含蓄を考えないではいられません。この小惑星探査計画の探査機「はやぶさ2」は、往路で32億キロメートルを飛行して小惑星「リュウグウ」に着陸しました。

イオンエンジンという、極めて低出力のエンジンで、細々とではありますが、たゆまず、うまず、地道に確実に距離を重ねたのです。この地道さが強さ、たくましさの土台となります。この姿勢を実行することで、挑戦するエネルギーが蓄積されます。

卒業生の皆さんには、こんな、目立たないけれど強い生き方をしていってほしいのです。

この言葉は、「諦めなければ、結構叶う」とか「思い続ければ、結構通じる」あるいは「希

望を持ち続ければ、結構開ける」ということにも通じる普遍性があります。本校の校歌にある「新たなる未来を開く」「豊かなる希望に燃ゆる」という一節とも響き合います。

 しかし、希望や夢は、失ったり、破れたりもするものです。その時こそ、「ゆっくりでも止まらない」生き方をしてきた人の強さが発揮されるときです。私は、卒業生の皆さんは、そういう強さを身に着けて卒業していくことを確信しています。

 自閉症スペクトラムの障害を持つ私の息子は、小学校、中学校時代を特別支援学級に在籍し、なまけずこつこつ頑張ることで普通高校に進学し、この春大学を卒業します。低出力エンジンですが、なまけず続けるという能力を持っていました。やはりこれに勝る強さはないと思います。

〔略〕

卒業生の皆さんの御多幸と、これから御活躍をお祈り申し上げ、式辞といたします。

 前向きで豊かな人生を送られることを祈っています。

〔略〕


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2019/01/18

校長室だより

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〇平成31年1月18日
 本校3年生は、今年度、卒業課題研究に取り組みました。これは、「総合的な学習の時間」と「現代社会」の教科横断的な取組で、各自が決めたテーマについて独自に研究を進め、冊子にまとめて発表するというものです。
 1月10、17、21日の3日間にわたって、校内8か所の教室に分かれて発表を行います。今日の時点で2回目を終了しています。
 3年生徒の研究をまとめた冊子(1月7日発行)の中の校長の巻頭言を以下に載せました。

「卒業課題研究」発刊に寄せて

校長 小野 央

 「卒業課題研究」の完成、おめでとうございます。これは「おめでとう」というにふさわしいことであるということを、3年生の皆さんには自覚してほしいと思います。

設定したテーマに従って、仮説・調査・取材・論証等を行い、まとまった文章に仕上げるという経験は、生涯に何回もあることではありません。将来、学者になったり、民間の機関や会社の開発室等に勤務したりする人は、より専門的な立場で仕事として研究をすることになるかも知れませんが、初歩的なものとは言え、高校段階で学術的な手法を体験するのはまれなことでありますし、意義深いことでもあります。

私も高校時代同様の経験をしました。高校1年生の時です。現在ではそんな授業は成立しないでしょうが、当時の母校には、地理Bの授業は生徒が行うという習わしがあって、担当の地理の先生は授業の終わりに評価のコメントしかしませんでした。生徒は、先生に指定されたテーマについて調べ、授業を行うのです。私は、ソビエト連邦について4時間の授業を行うことを指定されました。そのために、入学祝で父の友人からいただいた1万円の図書券でソ連についての書籍を買い、図書館で調べ、指導案を作り、掲示用の地図や配付資料を作り、板書計画を立て授業を実施したのでした。ところが、後半の2時間は、ひどい風邪にかかってしまって、鼻水を大量に垂らしながら、ぼうっとした頭で授業をすることになり、出来はひどいものでした。しかし、必死に調べたことを授業という形でプレゼンするという貴重な体験をしたのです。もしかしたら、教師の道に進んだのも、この時の影響があるかもしれません。

3年生の皆さんにとっても、課題に取り組み、プレゼンするという体験は、皆さんの血や肉となり、知らず知らずの内に影響を与え続けるでしょう。もちろん悪い影響を与えることはありません。記憶の上でも、生涯忘れえないものとなることと思います。

大学に進む人は、ゼミのレポートや卒業論文等でこの研究で学んだことを活かせるでしょう。また、様々な場面で、これで得られたノウハウを活用できると思います。

最後に、卒業を控えた生徒たちに、このような取り組みをさせてくださった学年主任 大鐘先生はじめ3学年の先生方、特に、中心となって指導・運営に携わってくださった石川先生に感謝申し上げるとともに、3年生の皆さんは、この「卒業課題研究」を、姉崎高校で学習に取り組んだことの証として、また、自己を振り返る一助として、大切に保管されることを望みます。


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2018/10/29

校長室だより

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〇10月29日(月)
 明日から11月2日まで、3泊4日の日程で沖縄への修学旅行に行ってまいります。
 台風の影響が懸念されましたが、旅行中は沖縄本島に上陸する可能性は低く、何とか旅程をこなせそうです。
 以下に、修学旅行のしおりの巻頭言を載せました。

修学旅行のしおり 巻頭言

「沖縄の明暗を見る旅」

校長 小野 央

 「ダークツーリズム」という言葉がある。被災地、戦跡などを巡る旅をすることである。修学旅行はその代表的なものと言える。近年、修学旅行がマイルド化、あるいは思い出作り化し、戦跡などをコースから外す学校も出てきていると聞く。明るく楽しく、高校時代の思い出ができればいいと考えているのかどうかは定かではないが、私としては、修学旅行の在り方としては賛同できない。好き好んで、広島、長崎の原爆被遺跡や沖縄戦の戦跡、特攻隊の基地跡、近年では福島の津波や放射線被害跡、九州豪雨被災跡等を訪れようとはしないだろう。しかし、機会を見つけて行かなければならない場所なのである。特に10代の多感な時期にこれらの地を訪れることに意味があるのだ。

 沖縄は自然の美しさと太平洋戦争の激戦地だったこととの対比が、悲しみの記憶をより強くさせる地である。また、日本における米軍基地の7割が沖縄にあり、所謂(いわゆる)基地問題を抱えながら、今も戦争とつながっている地でもある。様々な問題を抱える地だが、その解決の糸口はなかなか見出せない。解答は見つけられなくて構わない。沖縄の自然も人情も戦跡も基地問題も、事前学習と実際の沖縄との違いや予想通りだったことも含めて、まずは現地で感じることが姉崎高校の沖縄修学旅行の目的である。天候のリスクを冒してでも行く価値はある。

 生徒の皆さんには、深く心に残ったり、受け入れられなかったりと様々な感慨が残るだろう。それらを一旦心に収め、沈殿させ、もう少し大人になったところで、また沖縄を訪れてほしい。できれば少人数で、あるいは一人で。そうすることで、高校時代とは違った印象を抱いたり、その時は見えていなかったものが見えてきたりするだろう。どの地域・土地にも光と影がある。その両面を見ることが大事である。

 最後に、修学旅ならではの楽しみも味わってほしい。クラスメートと旅することは、多くの人はこれが最後である。「また会おうね」と言って卒業して、それっきり会えない人の方が多い。姉高での3年間は奇跡の時間なのである。その中に修学旅行がある。短い旅だが、今まで気づかなかったその人の好いところに気づくかもしれない。中のよいクラスメートと体験を共有することで楽しさが倍増するかもしれない。姉崎高校の仲間だから感じることのできることである。会えなくなっても、修学旅行で一緒だったことは一生心に残る。 


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2018/08/17

校長室だより

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8月17日(金)

 7月23日(月)から3日間、就職希望者のための講座「就職セミナー」が行われました。外部講師を招聘し、本校進路部職員が、書類の書き方、面接・試験対策、服装・態度から心構え全般について懇切丁寧に指導する就職対策講座で、毎年この時期に行われているものです。

7月23日午前8時40分、就職希望の生徒たちは、本校セミナーハウス「銀杏館」食堂に集合し、開講式を行いました。面接に行くことを想定し、生徒たちはネクタイ着用で集合することになっています。制服の着こなし、髪型等々、まず開講式にどれくらいの完成度で集まることができたかがポイントです。ほとんどの生徒は、日頃の服装頭髪指導の成果で、意識も含めて問題ない状況でしたが、何人かは改善の余地がありました。しかし、軽微であり当日の指導で十分だと思われました。

引き続き、就職内定率100パーセントが達成されるように、進路指導部、3学年職員が中心となって指導してまいります。

以下に、開講式での校長挨拶の要旨を掲載しました。(前後の部分は割愛してあります。)

 

「正念場」という言葉を聞いたことあるかと思います。今が頑張り時だという時に、「〇〇の正念場だ」とか「今が〇〇の正念場である」などと遣います。今まさに、皆さんは、就職活動の正念場にあるわけです。皆さんは1・2年生の時から、進路実現を目指して、進路指導部や学年の先生方の指導に従って頑張ってきたことを私は知っています。それを集大成させるのが、これから就職試験本番までの限られた時間の中でやらなければならないことです。

さて、「正念場」は元々、歌舞伎や浄瑠璃などの舞台用語で、主役が演じる最も肝心な場面のことを言います。「正念場」の「場」は、場面の「場」に由来するのです。皆さん一人一人は、「就職活動」という舞台の主役です。その舞台の最も肝心な場面が今なのです。主役として肝心な場面をしっかり演じ切らなければなりません。今までの努力とこのセミナーで得たこと、これから本番までの追い込みで身に着けたこと、それらを総動員して「正念場」で輝き、結果を残してください。本(もと)より、これはリアルな世界でのことです。最後までくじけず、ぎりぎりまで自分を磨いてアピールしてください。


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2018/07/20

校長室だより

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〇7月20日(金)
 本来であれば、今日の終業式では式辞を述べるところでしたが、体育館の気温、湿度が劣悪な状態でしたので、生徒は聞くことに集中できる状況にはないと判断するとともに、熱中症の予防も必要であることから、夏季休業をどう過ごすかというポイントだけを伝える非常に短い話を生徒にしました。
 1学期終業式式辞として述べる予定であった内容につきましては、別の機会に掲載したいと思います。
 本日(7月20日)に生徒を通じて配付しました「姉高PTAだより」の校長挨拶を以下に載せました。

「豊かな人生に資する学校として」
校長 小野 央

 子どもの成長は、過去から未来へ流れの中で見る必要があると思います。ともすると私たちは、今の状況が結果のすべてであるかのように評価してしまいがちですが、成長の過程での相対的評価もしていかなければ正しい見立てにつながらないでしょう。短期間に著しい成長をすることもあれば、なかなか殻を破れないで停滞することもあります。10年後、20年後に大きな結果がもたらされることもあれば、その逆もあります。 
 目先のことに一喜一憂するよりも、豊かな人生を送れるかということに重きをおくべきだと考えます。

 20年ほど前に、国立大工学部に飛び級で入学をした高校2年生がいましたが、彼は幼い頃の憧れだった大型トラックの運転手になっています。サークル活動もし、大学生活を謳歌した後、大学院も修了。研究者としての経験やその他色々経験して、本当にやりたかった仕事に就いたのです。これを残念な人生とみるべきでしょうか。私は豊かな人生を送っていると思います。

 姉崎高校は、豊かな人生を送るための材料を持って卒業する学校であってほしいと思います。今年度も御家庭からの御支援を賜れますよう、よろしくお願いいたします。


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2018/06/26

校長室だより

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〇6月26日(火)
 創立記念日
 6月23日(土)は、本校の創立記念日でした。また、「沖縄慰霊の日」でもあります。昨年は、金曜日でしたので、当日に「創立記念日にあてって」という生徒向け文書を配付できたのですが、今年は土曜日でしたので、前日の金曜日、22日に配付しました。その日はPTAの研修視察を実施した日でもあります。移動のバス内での校長挨拶でも、創立記念日とこの配付文書のことにも触れました。
 以下に、配付した文書の載せました。
* 

生徒の皆さんへ

姉崎高等学校創立記念日にあたって

校長 小野  央 

  6月23日は本校の創立記念日です。今年度で創立41年目です。(沿革については配付された別文書を参考にしてください。)昭和53年(1978年)4月13日に第1回入学式が挙行され、188名(4学級)の新入生を迎えました。最初の入学者選抜検査は京葉高校で実施され、入学式は姉崎中学校体育館で行われるなど、新校舎落成までは大変な苦労をしました。しかし、生徒たちの勉学に対する意欲は旺盛で、希望に燃えて本校の校門をくぐったと聞いています。

昭和56年3月9日に第1回卒業式を挙行し、その後は1学年8学級、そして10学級と生徒数を増やしていきます。(昨年度と同内容です。)

本校創立の特徴は、地域・地元の方々が、「姉崎地区に高校を! 地元の子どもは、地元で育てる」という強い要望によって実現したというところにあります。県への陳情や学校敷地の確保など、地域の篤志家や住民の方々の一方ならぬ尽力があってのことと聞いています。

このような創立の背景もあって、本校には同窓会の他に、後援会があります。地元町会の役員や有識者の皆様方が、役員や賛助会員として手弁当で参加してくださっており、部活動、生徒指導、職員研修など、様々な本校の活動を支援していただいています。

現在本校は、1学年4学級規模と、高校としては小規模校となりましたが、創立当時の地域・地元の期待は今も変わっていないことを、ACN(青葉台コミュニケーション・ネットワーク)の活動や地域住民の方々から寄せられる声から、うかがい知ることができます。

この期待には、本校生徒は、やはり応えていかなければなりません。

では、皆さんは何をすればよいのでしょう。ことさら構えることはありません。高校生として当たり前のことを精一杯やればよいのです。精一杯というところが大事です。

高校生としての当たり前のこととは、学校での学習と家庭での学習を含む勉学、部活動、校則に則った品位ある服装、高校生であると同時に社会の一員としての正しい行動(挨拶も含みます。)です。結構あるじゃないかと思う人もいるかもしれませんが、高校3年間に限って言えば、これだけを精一杯やっていれば、誰の前に出ても恥じることはありません。たったこれだけです。その上、これらを精一杯やった高校生は、社会人としてもすぐに通用するという特典がついてきます。

難しいことがあるとすれば、「精一杯」の線引きをどこにするかということでしょう。これは自分で決めなければいけません。人それぞれ違うレベルにはなりますが、本校の現状を見て、私は、ほとんどの皆さんはまだ精一杯ではないと見ています。まずは精一杯やることが大事で、結果は二の次です。結果はやったことに対して必ずついてきます。ただし、すぐに出るとは限りません。しかし、やったことに見合った結果が確実にもたらされます。まず、今、精一杯やらないことには何も始まりません。

私が精一杯ではないと判断する第一の理由は、家庭学習時間の短さです。勉強がすべてではないとは言え、学校で一番時間を費やしているのは学習の時間です。体育などの実技も学習です。体育の授業でできなかった種目があれば、自分で練習しなければなりません。座学の授業でも、わからないところや時間がかかり過ぎたところ、また、授業中にはできたことでも時間が経って忘れてしまったところは、自分で補わなければなりません。

では、皆さんの家庭学習時間の現状はどうでしょうか。昨年度の家庭学習時間調査によりますと、1日の家庭学習時間(定期テスト期間外)が30分以下の人は、1年生で73パーセント、2年生で89パーセント、3年生で84パーセントです。0分という人は、1年生で38パーセント、2年生で73パーセント、3年生で58パーセントでした。何ということでしょう。高校で学習する領域・量からすれば、全く通用しない状況です。勉学は積み重ねですから、この状況からは学力は定着しないし、伸びることもありません。そんな中でも2~3時間毎日家庭学習をしている人も各学年3~6パーセント程度います。復習を中心にしたものでも2~3時間程度の時間は必要です。(因みに、テスト期間外でも毎日3~4時間勉強している人も各学年1パーセント程度います。)

部活動で疲れて今すぐにでも寝たい、ワールドカップの応援をしないと日本が負けてしまう等々、家庭学習をしない言い訳はいくらでもできます。精一杯やる人は何も言わずに行動するものです。行動の結果は自分に返ってくることを知っているからです。

高校生としての当たり前のこと。何から始めますか。まず何か一つ、精一杯やってみましょう。

そういう行動を見る地元の方々は、皆さんの姿を見て、姉高を応援していてよかったと思ってくださることでしょう。社会的評価が高まり、ますます力になってくださるのではないでしょうか。また、当たり前のことを精一杯やる姿は、学校としての落ち着きと就職・進学での実績につながり、本校を目指す中学生に、より一層刺激を与えることになります。そこには切磋琢磨が生まれ、学校の実力を引き上げていきます。在校生の皆さんの行動が好循環を生むわけです。

創立記念日をきっかけに、高校生として精一杯頑張る自分に、舵を切ってみてはどうですか。

 

   6月23日は、太平洋戦争での沖縄地上戦が終結した日で、「沖縄慰霊の日」でもあります。

戦闘で命を落とされた方々の御冥福をお祈りいたします。


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2018/05/28

校長室だより

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〇5月28日(月)
 先週、本校の「進路の手引き」ができあがりました。本校の進学、就職状況が徐々に向上していることが、資料からうかがえます。特に、就職に関しては、進路指導部斡旋の企業には、6年連続、内定率100パーセントを達成しています。進学では、ここ数年にわたり、神田外語大、東海大、日大、千葉工大等、有名私立大学への進学が定着してきました。今年度も進路指導部の職員を中心に、3年生への進路指導が進行しています。
 以下に、「進路の手引き」の巻頭言を掲載しました。

平成30年度「進路の手引き」巻頭言

            校長 小野  央

  進学にしろ、就職にしろ、具体的な取組なしでは進路の実現可能性は低くなります。自分は、文学を勉強したいのか、生物学を勉強したいのか、機械工学なのか、応用工学なのか。またその学問はどういう職につながるのか。あるいは、接客中心の職に就きたいのか、事務職なのか、車や家電などのものづくりの業種なのか、ソフトウェア開発なのか等々。進路を絞り込む要素は多岐にわたっています。

 限られた時間の中で、日々の学習活動や部活動をしながら、進学先や職種・企業について研究し、様々な資料に当たって、方向を決めていかなければなりません。かなり大変なことです。いきなり膨大な資料を前にしても、何から手を着ければいいのか困ることがあります。そういう時に、道標になるのが「進路の手引き」です。手引きだけでは足りませんが、何をどのように調べればいいのかという、方向や手立てを示す冊子が「進路の手引き」です。使い込んでほしい資料です。

 さて、皆さんの希望する進路は、皆さんにとって「願い」ですか、「目標」ですか。「願い」のレベルにあるのか、「目標」のレベルにあるのかによって、進路実現は大きく違ってきます。では、「願い」と「目標」の違いは何なのでしょうか。

 「願い」のままでは、進路に向かってまだ歩み始めていないということです。ただ、ああなったらいいな、こうなれたらいいなと願うばかりで、何も実行に移していないからです。言わば憧れの状態です。それに対して、自分がやらなければならないことが具体的になり、到達点に向かって行動を起こしている状態であれば、その進む先にあるのは「目標」です。「願い」は「目標」に変化させなければなりません。本当にその気になっている人は、思い立った時に行動を開始しているものです。

 憧れはいつまでたっても憧れで、何も変わりません。自分は卒業後こうありたいと思い描くものを、できるだけ早く「目標」にし、すぐに行動を開始しましょう。そして、その行動は継続しなければなりません。そこで初めて努力したということになります。一過性のものは努力とは言いません。

 生徒の皆さんは、「進路の手引き」を有効に使い、進路指導部や担任の先生方の指導の下、努力を怠ることなく進路実現に向けて邁進してください。学校は指導を惜しみませんが、最後は皆さん自身がいかに頑張れたかが結果を左右します。高校卒業後の進路選択で一生が決まってしまうわけではありませんが、大きな影響を与えることは確かです。「あの時もっとやっておけばよかった」という後悔はしないでほしいものです。



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2018/04/09

校長室だより

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〇4月9日(月)その2
 本日挙行されました、入学式の校長式辞の抜粋を以下に載せました。前後のフォーマルな挨拶を割愛してあります。御参照ください。
 昨年同様、入学生の皆さんは、緊張感のある、整然とした態度で式に臨みました。代表の宣誓では、これから自分たちは未来を造っていくのだということを力強く述べていたことが印象に残りました。新しい風を姉崎高校に起こしていくのではないかという期待をもちました。また、当日は部活動の生徒を中心に、駐車場係、受付係、案内係などを上級生にお願いしましたが、なんと立派にその役割を果たしたことか。頼もしい存在として目に映りました。式終了後の校歌紹介では、100名を超える上級生が新入生の前でしっかりとした発声で校歌を歌いました。その場をわきまえた態度で、立派でした。これは校歌紹介のボランティアの呼びかけに生徒が応じてのことです。2,3年生の約3分の1が集まったことになります。

平成30年4月9日(月) 入学式式辞より

〈略〉

 さきほど、皆さんには御入学おめでとうございます、と申し上げましたが、皆さんが入学を許可されたのは、正にめでたいことだということを今一度心に留めておいていただきたいのです。というのは、本校を希望しながら、残念なことに入学できなかった人がいる中で、皆さんは入学者選抜という競争を勝ち抜いてここにいるからです。まずそのことを誇りに思い、自信をもって姉崎高校での高校生活をはじめてほしいと思います。

 しかし、入学したことで安心はしていられません。高校生活はたったの3年間しかないのです。その間に就職して社会人として通用する力をつけて卒業しなければなりません。あるいは、大学入試を突破し、学問に耐えられる学力をつけて卒業しなければなりません。学習、部活動、資格取得、ボランティア活動などの諸活動をし、真の実力をつけていくことを考えると、3年間はあっという間です。

 今皆さんは、これからの高校生活を思い、緊張しているでしょうが、一方ではわくわくし、希望にも燃えていることでしょう。今のその気持ちを3年間持ち続けていられるかが、進路実現の鍵となります。気持ちが緩みそうになったら、今日の気持ち、合格発表で自分の番号を見つけた時の気持ちを思い出して、奮起してほしいものです。

 さて、高校での3年間をどう過ごすかということは、限られた時間をどう使うかということです。煎じ詰めれば、命の使い方、限りある命をどう使うかということでもあります。だから、時間を無駄に使うこと、無為に過ごすことは大変もったいないことなのです。

 姉崎高校での3年間は、皆さんが、自らを更新する力、「自己更新能力」をつける3年間にしてほしいと思います。これは、今日の自分よりも明日の自分を少しでも向上させていくという、長距離を走るような弛まぬ努力をすることで、身につく力です。地道にこつこつ頑張った人には敵わないのです。材料は、日々の授業や活動の中にあります。姉崎高校の教育の中にあるのです。

基本は、学習を持続させる習慣を身につけることです。努力する習慣が身につけば、内面もそれについていきます。習慣がその人の性格を作るのです。

 姉崎高校は、皆さんを、自信をもって社会に送り出すために、一生懸命頑張ります。

「星の王子さま」の作者として有名な作家、サン=テグジュペリの言葉に「船を造りたいのなら、彼らに材木を集めさせたり、仕事を命令したりする必要はない。広大で無限の、海へのあこがれを説けばいい」というものがあります。

目の前の日々の教育活動を、丁寧に、細やかに、そして厳しく行うとともに、この言葉のように、ビジョンをもって、展望を示しながら学習意欲を喚起し、高めていきます。

〈略〉


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2018/04/09

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〇平成30年4月9日(月)
 4月6日の始業式での式辞で生徒に伝えたことを以下に載せました。実際には原稿どおりに話していませんが、だいたいそういう趣旨を言いました。御参照ください。

4月6日(金)始業式式辞

 

 いよいよ新学期が始まりました。年度の初めというのは、気持ちをリセットしやすい時期です。昨年度は途中でくじけてしまったなあとか、なまけてしまったなあなどと思う人は、年度が改まったことで気持ちを切り替えて、入学式当日の気持ちを思い出して、さあ、やるぞというように自分を鼓舞してほしいものです。

さて、頑張るにしても、2年生と3年生は頑張り方に違いがあります。

 2年生は、昨年度の経験を踏まえて、卒業の進路を視野に入れながら、高校生活の充実を図らなければなりません。そして、3年生での進路決定に備えて、力を蓄える時期でもあります。学力と体力、両方で実力をつけてください。

 3年生は、何といっても進路決定です。もう目の前に迫ってきています。姉崎高校での生活に常に緊張して臨んでいなければなりません。また、最高学年として部活動を牽引し、成果を残すことももちろん大事です。部活動に取り組む姿勢も進路決定に影響します。そして、最後まであきらめないという精神力が必要です。

 2年生も3年生も、就職にしろ進学にしろ、最後は世の中に出ていくのですから、人間としての総合力が問われます。思いやりや真面目さ、伝える力、聞く力等々、社会で生きていくには大事な力です。そして、周囲に好かれて、応援してもらえたり、力を貸してもらえたりすることが、自分を救うことにつながっていきます。窮地に陥った時、支えてくれる人がいるかいないか、それまでどんな生き方をしてきたのかが大きく影響します。

 いつも言うことですが、真面目にこつこつと頑張ることが基本です。頭の回転が速いとか、機転が利くとか、思考や行動に瞬発力があるとかということよりも、マラソンを走るような地道な生き方の方が強い生き方です。真面目にこつこつ頑張る習慣を付けましょう。「習慣が性格を作る」のです。そのようにして、内面を豊かに育てていきましょう。そうすると、発言する内容が豊かになり、説得力を持つようになります。「喋るな、話せ! 話すな、語れ!」です。

 「おしゃべり」という言葉もあるように、ただ喋っているだけでは、誰も本気になって聞きません。まず話せるようになりましょう。しかし、話しているだけでは、情報が伝わるだけです。聞き手は共感したり、理解したりはしません。最終的には語れるようになりましょう。語るとは、自分の哲学や生き方を相手に伝えることです。人格が出来上がっていなければなりません。あるいは、語れるだけの生き方をしていなければなりません。少しでも自分を磨いて、語れるようになりましょう。

 気をつけてほしいのは、だらだらとやらないということです。冬季オリンピックに出場したスピードスケートの小平選手も口にしていました。ガンジーの言葉とされていますが、諸説あるようです。

「明日死ぬかのように生きよ! 永遠に生きるかのように学べ!」という姿勢で取り組みましょう。「始めようと思ったらすぐに始めよ。学び続けることに意義がある。新たなことを学んだり、今学んでいることをより深めようとしたとき、遅すぎることはない。」というような解釈がなりたつでしょうか。

 健闘を祈る! 



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