千葉県立四街道高等学校
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2017/05/15

校長室だより 【4月】

Tweet ThisSend to Facebook | by teacher01

「咲く」ことは「笑う」こと                校長 外山 信司

 寒かった冬が嘘のように、梅から始まって辛夷、桜と次々に花が咲き、まさに花盛りです。日本の春を代表する花といえば、やはり桜ですが、この四街道高校は、南門の桜並木をはじめ、校内の至る所に桜があります。学校の周辺にも桜の大木がたくさんあって、中央小学校と中央公園の間の正門に通じる道は、桜のトンネルのようです。また、駐輪場から南門に通じる道沿いには、少し遅れてピンクのボタンザクラが咲き誇っていました。市街地の中心にありながら、本校が豊かな自然に恵まれた、すばらしい環境にあることが実感されます。
 さて、花が咲くの「咲」という漢字に、送り仮名として「く」ではなく、「う」を付けると、まったく別の「わら-う」という読みになります。「さく」以外の訓としては「わらう」とよむのです。
 また、この「咲」という漢字の音(おん)は何でしょうか?答えは「ショウ」です。「爆笑」とか、テレビの落語番組の「笑点」の「ショウ」とまったく同じです。
 また、送り仮名として「む」を付けると、「え-む」と読みます。ニコッと笑うことを「笑みを浮かべる」と言ったりしますが、「微笑(ほほえ)む」の「笑む」と同じです。
 漢和辞典で「咲」という漢字を引いてみると、「口を細めてほほとわらうこと」という意味が出ています。さらに、「花が咲く」という意味で、この漢字を使うのは日本だけで、漢字発祥の地である中国では「笑う」という意味でしか使わないとあります。
 このように「咲」という漢字の本来の意味を知ったうえで、校内はもちろん、街角や公園、家の庭などの至る所で咲いている、さまざまな花を見てみてください。花たちは、和たちに満面の笑顔でほほえみかけているのです。そのような目で花を見ると、見ている私たちの方も何だか幸せな気持ちになってきます。何か厭なことや腹立たしいことがあった時に花を見れば、花がほほえみかけてくれて、穏やかな気持ちを取り戻すことができるでしょう。
 生徒たちには、春の日差しを浴びて咲く、いや笑う花のような、大らかな気持ちを持って、毎日の学校生活を送ってほしいと思っています。
 現代の日本では「グローバル化」が叫ばれていますが、これからの社会では、自分と異なるもの、他者を受け入れつつ自分を成長させて、新しいものを作り出すことが求められています。それには、大らかで、他人の立場に立って物事を考えられる、素直な心と謙虚に学ぶ姿勢が必要です。
 そのような心を持った生徒こそが、成長できる生徒です。逆に言えば、自分の殻に閉じこもったり、他人を顧みず、自分の価値観とは違うと感じた者を排除したり、切り捨てたりする人は、成長することができないのです。
 高校での生活は、人生の基礎を築く、かけがえのない大切な期間ですが、四街道高校に集う976名の若者たちが、これからの一日一日を大切にして、大きく成長していくことを心から期待しています。


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